ワイスピ見た

ワイルド・スピード/スーパーコンボを見た。ワイスピシリーズは今まで見たこと無いうえ何も情報がないので楽しめるかな~と少し不安でしたが、事前知識は特になくても楽しめました。アクションシーンは筋肉2億%って感じでよかったけど会話シーンがとにかくつまらなくてう~~~んってなった。最初から最後までああいうノリでいけばいいのにな~って思った。あと敵が黒いスーパーマンを自称してたけど、科学の力で超パワーアップするのはスーパーマンよりバットマンっぽくない……?ワイスピ初体験はいまいちな結果に終わりましたが、今回はスピンオフとのことで今度は本編の方を楽しんでみたいと思います。

色々見た

卒論のタイトルが決まったので痛みを忘れて色々映画を見てさぽった。見たのは「二ノ国」「マトリックス」「デビルマン」。まともな映画は一本だけだった。

二ノ国は評判通りめちゃくちゃな出来だった。脚本が支離滅裂なせいでキャラクターはみんなエキセントリックな思考をしている。秀才設定のユウは根拠の何もない状態から解答を導き出すのでかなり電波っぽい。「きっと死の危険が世界を行き来するトリガーだ!あの火の中に飛び込もう」←!!???!?!?!??それ以外逃げ出す方法がなかったとしても少しは躊躇しろよ!失敗したら死ぬだろ!ハルは頭悪すぎで次に何をおっぱじめるかわからない謎の緊張感があった。オチもちょっと納得いかないし本当にひどい映画だった。これと比べたらドラクエはちゃんとエンターテイメントしてたなぁ。

マトリックスはゲオで借りてきてオタクホームで見た。水槽の脳がテーマらしいのでオチがそういう感じなのかな?と思ってたけど早くネタばらしして進む感じだったので良かった。これに関しては俺が今さら言うことは無いだろうと思っているので控えめにしておく。

デビルマンは……うん……これはある意味でものすごい映画だと思った。ほとんどいいところが無いしたまに良くなったと思ったら主演二人の演技が台無しにしていくし……本当に見るのが苦痛だったし後悔した。ただこれはこれでオンリーワンな映画体験ではないだろうか。きっと後で美化された思い出になって、また見返して後悔するだろう。

仁義なき戦い

卒論のタイトルを決定するために研究室に泊まって考えていた。しかし何も思いつかなかったので仁義なき戦いを見て夕方まで寝ていた。卒論のタイトルは何とかなった。

仁義なき戦いは暴力もギャグもリアリティにあふれていて楽しかった。せっかく指を詰めたのにその指が飛んでいってなくなっちゃうところとかがなかなかおかしくて好き(何でも本当にあった話らしい)。あとバラエティー番組に慣らされすぎたせいであの曲が流れるだけで笑っちゃうんですよね。TV局に毒される前に聞いてどういう印象を受けるのか知りたい。記憶を消してもう一度見たい映画はいくつかありますが、これは周辺の記憶を消して見たいという珍しいパターン。まぁ下らない空想をする前にシリーズの続編を見ましょうか。

アルキメデスの大戦

大学で卒論のテーマを決めようと思っていたのだが非常に眠かったので諦めて映画をみることにした。見たのは山崎貴監督の「アルキメデスの大戦」でした。ドラクエがつまらなかったので見る前は半信半疑だったのですがめちゃくちゃ面白かったです。反戦を軸としつつも、戦争や兵器に対するある種の憧れを見せて人が戦争へと向かっていく理由というのをちゃんと描いていたのが評価点です。さらにエンターテインメントとしてもよくできていて最初から最後まで飽きずに見られました。

僕のお気に入りシーンは最終盤の平山が櫂を説得するシーンですね。第三者視点から見るとハチャメチャな論理なのですが、大和に魅せられてしまった櫂には最早断ることはできないという……「反戦」と「戦争、兵器の魅力」というジレンマを見事に表現した本作を象徴する場面だと思います。徐々に右傾化しつつある今の日本だからでこそ光るテーマですね。そもそも国がガバガバ試算で戦意高揚プロパガンダを作って財閥が大儲けするというのがオリンピックの風刺ですよね。是非とも安倍首相にはこの映画を見てほしいですね!ライムスターの宇多丸さんも言ってましたが、こういう映画を撮る監督がオリンピックの演出を手掛けているのは感慨深いですね。

非常にこの、後味の悪さこそがカタルシスになるような着地にちゃんとなっている。「考えたな!」という風に思います。そして、冷静に考えてみると、東京オリンピックというまさに巨大国家プロジェクトをいままさに手掛けてらっしゃる人物が、こんな終わり方の作品を……?っていう風に考えると、さらに興味深いな、という風に思います。

https://www.tbsradio.jp/398910 

卒論のテーマ決めが終わったら似たテーマの「風立ちぬ」とか、山崎貴が過去に撮った「永遠の0」とかも見たいな。後者は百田尚樹原作だから見たくなかったんだけど、今作と合わせてみれば何か見えてくるものがあるのではないかと勝手に考えている(ないかもしれない)。しかし卒論が全然進まない……

籠の中の乙女

卒論テーマ決めをサボタージュしてキネマクラブ(ぼくが所属してる映画サークル)へ。「籠の中の乙女」を見た。これは面白かったんだけど分かるようであまりよく分からなかった。見ている間怖さと気持ち悪さでドキドキしていたのに最後サラッと終わるから「あれ?これで終わり?」ってなっちゃった。ちなみにお気に入りのシーンは「ロッキー」「ジョーズ」のモノマネのところ。映画っていいよね。

結局綺麗なものだけ与えて育てようとしても綺麗にはならないものなのね。僕は人間の成長には他者との関わり合いが必要だと思っているのでそういうところを自分でも再確認できて良かったです。次は「ロッキー」か「フラッシュダンス」を見ようかなぁ。

オマツリ男爵と秘密の島

バイトの研修をしてきた。これ含めて今まで3回しかバイトをしたこと無かったが2番目に楽だった。一番楽だったのは選挙立会人の単発バイト。コミュ障だけど周り知り合いが多いのでなんとかなった。コミュ障外事こそ友人に助けてもらわないといけないというジレンマ。

仕事やっぱりしんどいな…やめるか…

帰ってきて「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」を家で見た。グロいと聞いていたのでグロを期待していたが、一味が仲間割れして罵り合うなどグロ以外でも不快な OR キモいシーンが多くてキツかった……グロシーンも思ってた以上にグロいしエヴァかよ!色々言ったけど独特のホラーテイストが効果的でけっこう面白かった。

監督の細田守によれば自身の失敗で仲間を失ったところに新たな仲間が集まってくれた経験を基にしているのだという。つまり細田守のオナニーなわけ。誤解しないように言っておくと、映画は監督のオナニーくらいで丁度いいと俺は思ってる。現場やら観客のことなんてほとんど無視して監督の作家性を存分に発揮しているものが見たい。今まで細田守作品は見たこと無かったが、この人は原作付きアニメでこういうオナニーをする人だとわかって興味が湧いた。

時計じかけのオレンジ

前から見たかった「時計じかけのオレンジ」を見た。治療のシーンがめちゃくちゃ怖かった。これ目痛くならないのかな?と見ながらと思ってたら……

 映画中にある新療法の実験シーンの際、アレックス役のマルコム・マクダウェルが装置でまぶたを固定される場面があるが、撮影中にこの装置の位置がずれて目の中に直接入り、角膜を傷つけた[4]

時計じかけのオレンジ - Wikipedia

 ダメじゃん!溺れるシーンでも本当に溺れてるし撮影が過酷すぎるだろ!だからこそすごく怖い画になったんだろうけど今やったら訴えられるな……

ラストは結局政府と協力関係になるのもめちゃくちゃ気持ち悪くてよかった。原作だと続きがあるらしいけど俺はこっちの方が好みかなぁ。後味悪いけどアレックスが自由意志を取り戻せて良かった……のかな?劇中のあれは内心の自由を侵しているし、暴力衝動を無理やり抑圧してるだけだから更生でもなんでもないよね。世界が狂っているのに、自分だけが社会から押し付けられた「まとも」を遵守しなければいけない、なんてそんなことあるか!俺はハッピーエンドだと思ってます!終わり!

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正直ファウルカップはダサいと思う……